クラウド型オフィス「WPS Cloud Pro」について、ワウテックの社員に10の質問を投げかけるこちらの企画、「中の人に聞いてみた」。今回はシリーズ第1弾として、【営業編】をお届けします。

インタビューに協力してくれたのは、パートナーセールス本部 第一営業部・第二営業部 部長 矢野 良博さん。パートナーセールス部門の営業部隊を取りまとめる矢野さんに、WPS Cloud Proに関するさまざまな質問をしてみました。

※ワウテック株式会社は2023年9月1日にグループ会社であるキングソフト株式会社と合併いたしました。所属や役職は取材時点の情報です。

Q1. WPS Cloud Proってどんなサービス?

A. ビジネスの品質を落とすことなく使える互換オフィスソフト

最近は、スマートフォンでも、ショップや量販店で契約するプランだけではなく、オンライン手続き専用プランというサービスが出てきていますよね。

サービスの内容自体は従来のキャリアが提供するものと遜色ないのに、格安で利用することができ、コストパフォーマンスに優れています。

航空会社でも同じようなことが言えますよね。「格安航空」という言葉が世の中に浸透していて、大手航空会社と比較してリーズナブルな価格で飛行機を利用できます。

そのようなイメージで、ビジネスのシーンでも品質を落とすことなくオフィスソフトを利用できるサービスが「WPS Cloud Pro」です。

表計算・文章作成・プレゼンテーション作成などの互換オフィスソフトが利用できるだけでなく、PDF編集やクラウドストレージまで利用できます。

これだけの機能がついて1IDあたり月額300円(税抜)からご利用いただけるので、手前味噌ながらコストパフォーマンスの面で非常に優れたサービスかなと思います。ぜひ一人でも多くのビジネスパーソンに知っていただきたいです。

Q2. 買い切り型のオフィスソフトとの違いは?

A. クラウド型は常に最新のセキュリティが使える

買い切り型にはあって、クラウド型にはないものといえば一つは「サポート期限」です。サポート期限が切れるとどうなるかというと、セキュリティリスクが高まり、機能更新がなくなって、サポートもなくなってしまいます。

セキュリティに関しては総務省でも注意喚起しており、Office 2010においては情報処理推進機構によると最も深刻度の高いレベルⅢの脆弱性が12件も見つかっています(*1)。このような状況はビジネスのシーンでは特に見過ごすことのできない事態だと思います。

クラウド型は常に最新のセキュリティ、最新の機能を利用する事ができるので安心ですね。

*1 情報処理推進機構|複数の Microsoft 社製品のサポート終了に伴う注意喚起

Q3. WPS Cloud Proと他のクラウド型オフィスは何が違う?

A. 横断的なファイル操作を簡便化する「オールインワンモード」

一つは、「オールインワンモード」を搭載していることです。この機能はWPS Cloud Proの特徴的な機能の一つで、一つのウィンドウ内で文書作成・表計算・プレゼンテーションなどの各ファイルを効率的に編集・閲覧することができます。

各ファイルをタスクバーなどから切り替えることって、意外と手間ですよね? オールインワンモードを使えば、画面を切り替えることなくワンクリックで操作ファイルを切り替えられます。各ファイルを横断して作業をするときに、非常に便利です。

A. オフィス製品の再現性の高さ

また、もう一つの特徴が、オフィス製品の再現性が高いことです。WPS Cloud Proの各種オフィスアプリは、Microsoft Office 2007以降のすべてのファイル形式に対応しています。

例えばプレゼンテーションソフトの場合、PowerPointで作られたスライドの表や文字などが上手く表示されなかったりしてしまう他社サービスも耳にします。また表計算ソフトの場合は、Excelで作成されたグラフの表示がずれていたり、関数を使った計算結果が正しく表示されないこともあるようです。

その点、WPS Cloud Proは高い再現性を有しているので、営業として自信を持ってご提案できる商品です。

Q4. 提案時、お客さんからよく聞かれることは?

A. 「本当に大丈夫?」という質問には「大丈夫です」とお答え

そうですね、時折「本当に大丈夫?」と聞かれることはありますね。それはそうですよね、オフィスソフトといえばMicrosoft Officeのイメージが絶大ですから。しかし、WPSはオフィス互換ソフトの中で、売上本数12年連続No1を獲得しています(*1)。だから、胸を張って「大丈夫です!安心してご利用ください」とお答えしています。

*1:2010年4月〜2022年3月(BCNランキングデータから集計)※KINGSOFT Office、WPS Officeでの実績

Q5. リプレイスに必要な期間はだいたいどれくらい?

A. 即日可能です! 併用期間を設けて切り替えを進めます

お客様の環境にもよりますが、現在ご利用中のサービスと併用することも可能ですので「即日!」というのが答えになります。ある日を境にガラッと切り替えるようなことではなく、併用期間を設けて切り替えていくというイメージを持っていただければ良いのかと思います。

Q6. どんな理由やきっかけで導入するお客さんが多い?

A. サポート期間終了を機に検討を開始される企業が多い

利用しているオフィスソフトのサポート期間の終了を機に、検討を始める企業が多いですね。

また最近ではWeb会議に対応するために、カメラ付きのPCに切り替える際、同時にコスト削減ができる方法が無いかという観点からオフィスソフトのリプレイスを検討するという話も多く入ってきています。

Q7. WPS Cloud Proの好きなところは?

A. 互換オフィスソフトだけではないところ

好きなところは色々ありますが、「互換オフィスソフトだけではない」というところですかね。冒頭でも触れさせていただいた通り、WPS Cloud Proではクラウドストレージも基本機能として利用できます。しかも、1IDあたり100GBも使えるんです。

10IDを契約いただいた場合は、1TBにもなります。この価格でこれだけの容量が利用できるのは、自社で取り扱うサービスとして自慢できる部分だなと思います。

また、リアルタイムの共同編集ができるので、チームワークの活性化にも役立ちます。働き方改革の推進が重要視される昨今のビジネスシーンにおいて、チームのコラボレーションは非常に重要です。

そういった新しい働き方のサポートができる点は、時代に合ったサービスとして好きなポイントです。

Q8. 西島秀俊さんのCMについてどのような印象でしたか?

A. 「働き方を自由にする」というコンセプトを最大限に表現していた

めちゃくちゃかっこいいですよね、憧れます! CMでは、西島秀俊さんには、スペシャルエージェントとビジネスパーソンという二面性を持つ役柄でCMに出演していただいたと伺ってます。

裏のミッションをこなしつつ、誰にも悟られずにビジネスを完璧にこなす姿はWPS Cloud Proの製品コンセプト「働き方を自由にする」という言葉を最大限に表現していると思いました。CM撮影の第二弾がもし実現するのであれば、ちょい役でもぜひ参加させていただきたいです。

Q9. WPS Cloud Proに期待することは?

A. さまざまな企業活動への貢献によって、日本をもっと元気に

一社でも多くの企業に知っていただきたいと思っています。何かのきっかけにオフィスソフトの検討を行う際、その選択肢の中にWPS Cloud Proが入っていれば本当に嬉しいです。WPS Cloud Proは業務効率化・生産性向上・コスト削減などで企業活動に貢献できると思っています。そしてその結果、日本をもっと元気にしていくことに寄与できることを期待しています。

Q10. パートナーセールスとしての方針は?

A. 一人でも多くのパートナーさまに知っていただくことから

一人でも多くのパートナー様に知っていただくことからかなと思っています。現状、サービスそのものの認知度は決して高いとは言えない状況です。しかし、確実にニーズは存在していると感じています。

サービスの特性や市場優位性を知っていただき、多くの企業に検討していただく機会を創出できるように活動していきたいと考えています。

導入を検討したいという企業様はもちろんですが、パートナーとして検討してみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に矢野までお声掛けいただければうれしいです!

編集後記

今回は「営業編」ということで、パートナーセールス部門を束ねる矢野さんにお話を伺いました。現場の最前線で、営業としてお客様とやり取りをされている矢野さんだからこそ伺えるお話が多数あり、非常に貴重なインタビューとなりました。

特に、お客さまがどのようなきっかけで導入を検討されるのか、実際のところリプレイスをするとしたらどれくらいの期間が必要なのかといった質問への回答は、営業ならではの知見に基づいた的確な内容で、きっとこの部分が気になるお客さまも多くいらっしゃるのではないかと思います。

ぜひこのインタビューがWPS Cloud Proのご利用を検討いただいている皆さまにとって少しでも役立つものになれば幸いです。矢野さんもありがとうございました。

エディター:ひよし りゅう